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豪商のまち松阪 観光交流センター
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松阪は豪商のまち

 江戸時代、江戸や京・大坂にも店を持つ豪商の多くが松阪商人でした。松阪にある本家は地味で質素な造りながら、蔵には千両箱・万両箱が並び、主は茶の湯や書道、学問などに励みながら静かに暮らしました。松阪は今も、豪商の哲学が息づくまちです。

豪商いろは歌留多

 一に〝才覚〟 二に〝始末(しまつ)〟
 ロマンとそろばん 両立し
 番頭さんともまず〝契約〟 
 日本橋でも「ええなぁ」「おおきに」
 歩行術まで体得し 
 変化を恐れず時代をリード
 殿様のいない城下町
 忠臣蔵の浪士立ち寄る
 利益も損もきっちり帳簿に
 縫い物も料理も得意な男衆(おとこし)さん
 ルーツを辿れば多くは近江
 小津安二郎も松阪弁
 われもわれもと縞模様
 為替と羽書はお任せを
 よそ見をせずに本業一筋
 大名貸しは両刃(もろは)の剣
 連絡大事 手紙書きます三日ごと
 総合商社を先取りしたよな品揃え
 次の跡取り誰にしよ
 年季を積めば「初のぼり」
 仲良くすべし、地縁・血縁・嫁の実家(さと)
 辣腕も堅固な信用あればこそ
 無為に過ごさずあの手この手を考える
 氏郷公 よいほの森を町に変え
 田舎なれども情報通
 宣長さんも商家の子
 お国の行方も論じます
 工夫と我慢で難局乗り切る
 屋敷に出入りの大物ぞくぞく
 万両箱がお蔵に並ぶ
 現金掛け値無しに候
 富士と店、浮世絵に描きPR
 〝子供衆(こどもし)〟はつらいよ
 「えらいことや!」 おかげ参りとご一新
 手代は花形 売りまくれ
 主は故郷(くに)で遊びおり
 三方に良し 四方に善し
 着物は木綿、草履は揃える
 行こう探検、武四郎
 明治維新を乗り越えて
 「見て育ちました」と原田二郎
 神宮の長いご縁を大切に
 江戸と大坂・京にも店を
 火の用心、大火続出
 木綿は地元の女わざ
 先祖の遺訓を守ります
 水銀は縄文以来の名産品

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